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女性市長誕生、滋賀県政の行方

女性として史上最年少の市長が誕生した。

22日の大津市市長選を勝ち抜いたのは、36歳の越直美さん。政治経験はないが、3期目を目指す現職を打ち破り初当選した。

越さんは、東京都ニューヨークで弁護士を務めた才媛。周囲の反対を押し切って政界へと転身した度胸をも併せ持つ。

彼女が政界への転身を決意した原点には、滋賀県知事の嘉田由紀子知事の存在があったからだという。

昨年2月、嘉田知事の元に一通のメールが届いた。大津市長選への出馬を前提に、目指す政策を越さんがA4判9枚分にまとめるなど、意欲は充分。

2006年に嘉田知事が当選すると、滋賀の変革への熱い思いは募るばかりだったそうだ。

母と娘。嘉田知事と越さんの関係はそう形容するのがピッタリだ。

女性の社会進出が当たり前になった時代、政界で活躍する女性議員も徐々に増えつつはある。

しかし嘉田知事は、まだまだ女性への風当たりは強いのだ、と身を以て経験した思いを「娘」に伝えた。

嘉田県政は県議選で自民系に過半数を奪われたうえ、今回の市長選で敗れた目片信氏を筆頭に一部首長とも対立が深まり、厳しさを増していた。

今回の最年少女性市長誕生が、嘉田県政の盛り返しの起爆剤となるのかはこれから次第。

当選した越さんは「若い女性ならではの視点を生かし、子育て支援策の充実などに取り組みたい」と話した。

女性ならではの細やかな視点は政財界においても注目されているが、やはりまだまだ厳しい。そういった意味では、まだまだ日本は後進国だ。

少子化を始めとした問題は、女性にしかわからない問題点も多々ある。

少子化担当大臣を歴任したのはいずれも女性たちだが、具体的にどう取り組んできたのかは私たちにいまいちフィードバックしてこないのでわかりづらい。

今回の当選が、開かれた政治に向けて大きな一歩であると信じたい。